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龍ケ崎ヒストリー第25回

第25回「ベーハ小屋」2025年8月号

ベーハ小屋とは煙草乾燥小屋のことです。米国原産の葉煙草を乾燥させる小屋のため「ベーハ小屋」と呼ばれるようになりました。

戦前から戦後にかけて、専売局の奨励により全国でタバコ栽培がおこなわれるようになり、乾燥するためのベーハ小屋が建てられました。屋根の上に換気用の越屋根(煙抜きとして屋根の上部に付けられた小さな屋根)が乗っかっているのが特徴です。特に太平洋戦争後に多く建てられ、昭和50年頃まで乾燥小屋として機能していましたが、その後共同乾燥施設に移行し、その役割は終焉しました。ベーハ小屋の多くはその後解体されましたが、現在も農機具等収納納屋あるいは廃屋として全国に散在します。まさに戦後の産業遺産といっても良いでしょう。

現在、香川県で300棟が確認されていて日本一と言われています。ところが茨城県で調査が進むとそれ以上かもしれません。しかし、茨城県は香川県の3倍の面積を有していますので、密集度では香川県には敵いません。

さて、龍ケ崎市の場合は筆者が確認したところ17棟現存します。その内訳は泉町4棟、薄倉町4棟、八代町1棟、板橋町3棟、大塚町3棟、大徳町1棟、須藤掘町1棟で、特に長戸地区、八原地区といった龍ケ崎北部で数多く見ることが出来ます。これらが10年後、はたして何棟残るかは疑問です。