市民活動コーディネーター育成講座の報告

テーマは「龍ケ崎みらい会議~住み続けたいまちについて話そう~」

今日の講座は講義形式ではなく、カードを使い参加者同士で話し合う、ワークショップ形式で行われました。

講師は植竹智央さん。29歳。驚くほど若い!

肩書を語るだけでも1時間はかかりぐちゃぐちゃになってしまう、といわれるぐらい様々な活動をされている方。大雑把には次の通りです。

1993年生まれ、石岡市在住。社会教育士、青少年育成協会理事。

高校2年時からボランティア活動に取り組み、被災支援や青少年ボランティア団体茨城県BBS連盟に所属し活動。

大学卒業後ファシリテーターとして独立。茨城県青少年育成審議委員を務めるなど幅広く活動されています。

参加者は8名2グループを予定していましたが、3名が欠席で、1テーブル5名にプラス講師とスタッフ2名を含め合計8名で行われました。

テーブルにはたくさんのカードが並べられ、

子供がのびのび育つ地域

豊かな生活が送れる地域

健康に過ごせる地域

持続可能な地域

人を育てる風土がある地域

といった、12枚のビジョンカードがあり、まず最初に参加者はどれが一番良いかを一斉に選ぶ。

そして選んだ理由を一人ずつ説明し、最終的にはグループ全体で1枚のカードを選び次のステップへと進む。

次に、40枚ほどのカードがあり、

この町は賑わいがありますか?

困った時には協力し合える町ですか?

観光など訪問客が増えてますか?

住んでいる町に感心が持てますか?

といったこの町についての有り様が具体的に書かれていて、その中から順番に一人ずつ選んで、選んだ人がリーダーとなり、イエスかノーを決める。そしてなぜイエスなのか、なぜノーなのかを一人ずつ説明をし、再度イエスかノーをひとりずつ決め、全体としての結論を出す。これの繰り返しで、この町の弱点や長所が見えてくる。

最期はグラフで可視化して、どこをどうすれば、もっと良い町になるかを皆で考えるといった、大変斬新で素晴らしいワークショップでありました。

参加者の皆さまありがとうございました。

講師の植竹様、龍ケ崎の市民活動をこれからもよろしくお願いします。大変お疲れ様でした。

まつど市民活動サポートセンター視察

龍ケ崎市地域づくり推進課及び市民活動センター総勢4名で先進的な運営をされている、まつど市民活動サポートセンターを視察訪問しました。

市民活動センターからの参加者は、島村センター長と前田。

まず、施設を案内していただきました。

公共施設複合の建物の中に入っているので、狭いだろうという予感が見事に外れました。

定員100名の多目的ホールはバレーやバスケットなどのスポーツに対応。そして定員180名の大会議室ではちょうど講座が行われていました。そのほか大小会議室や交流サロン、作業室、調理室、ミーティングコーナーがあり、今まで視察した中でもっともキャパシティーの広い市民活動センターでした。

これだけでも、松戸市の市民活動への力の入れ方がわかります。

そして会議室にて若いセンター長から運営方法についてのお話があり、専門のコーディネーターを常駐させているとのことで、我が龍ケ崎の市民活動センターの遅れを痛感。1日平均ひとりの相談があるとのことでした。

また「まつど地域活躍塾」が行われていて、1年間15のカリキュラムがあり、受講料5000円ですべてに参加することができる。そのキャッチコピーは「住むだけの街を、人生楽しむ街に変える」、まさに都心で働く現役世代に向けた言葉のような気がしました。

1時間30分ほどの質疑応答がありましたが、その大部分はこの地域活躍塾についてでした。

参考にすべき点は多々ありますが、松戸と龍ケ崎の環境の違いも考慮する必要があると思います。

7月円卓会議の報告

今日の参加者は、市民活動センター島村センター長、地域づくり推進課の鴻巣課長、加藤市議会議員、防災士連絡会の深沢さん、龍ケ崎盛り上げ隊の田中さん、NPO龍ケ崎建物保存会の前田の総勢6名と低調でしたが次の通り、龍ケ崎みらい会議の件、竜ヶ崎二高主催龍ケ崎まち歩きの件、市民活動サポート補助金の件、竹灯籠祭りの件、中心市街地再生の件、竹内農場西洋館100周年イベントの件、歩く関市講座の件など、参加者各々の近況報や討論で大変盛り上がりました。
この会議は原則的に第2火曜日PM2時から2時間程度行っております。興味ある方は、市民活動センターにご連絡ください。

「関東鉄道竜ヶ崎線の現状と課題」報告

龍ケ崎市市民活動センター、比較住宅都市研究会 共同主催、恒例まちづくり講座を開催。

今回のテーマは「関東鉄道竜ヶ崎線の現状と課題」。

講師には関東鉄道取締役 鉄道部長 北村恵喜様を予定していましたが、ご都合が付かなくなり、鉄道部業務課の高橋忠隆様と野村洋介様にピンチヒッターでお話しいただきました。

竜ヶ崎線の現状と課題は、乗客の減少という多くの地方鉄道が抱えている共通の悩みで関心度が高く、市・都市計画課の方、市議会議員の方、筑波大の学生さん等、定員を大幅に超過し、38名の皆様に参加していただきました。そのほかオンライン参加の方も数名おられました。

まず、講師の高橋様より、竜ヶ崎線の歴史、運行状況、総人員の推移、収益の推移といった現状と今後の課題について30分ほどお話いただきまいた。

その後、約40名+オンラインによる1時間30分のディスカッションでは「コミバスとの連携」、「子供へのアプローチ」、「移住者の促進」、「沿線に花を植える」、「竜ヶ崎駅前に魅力的な施設をつくる」、「歴史的建造物を生かした魅力的なまちづくり」、「竜ヶ崎線がなくなれば中心市街地が中心でなくなってしまう」「これは関東鉄道というより、龍ケ崎市、及び市民の取り組みとして考えなければいけない」と、いった様々な意見があり、考えさせられました。